今回は、お雑煮とは関係ないオシゴト関係の方のおうちにお邪魔してしまった(笑)
酒井原さんちに。
奥さまが学校で家庭科の先生をされていて、郷土食文化にすごく関心の高い方で、雑煮だけじゃなく色々仙台や岩手の郷土食もご馳走になっちゃいました。大感謝!
お雑煮は、同じ仙台の中でも色々。
焼きハゼ出汁の雑煮っていう方もいれば、ハゼは使わない、鶏肉ややまどりっていう方も。
でも、仙台ではやはり引き菜を使われる方が多い。
大根、人参を千切りにして凍み豆腐も使う。
↓こんな風に一回湯がいたものを冷凍してる。
そして、いくらとセリをのせた華やかな雑煮。
ホント、このお雑煮は誰でも好きだろうな、と思うわぁ。具沢山で細く切られた野菜たちから出る出汁にもほっとする。そして、のせたセリが良いシゴトするんですよね。美味い!
今回はもう一つヨソのお雑煮も教えてもらったの。
宮城県県南の伊具郡丸森町の齋理屋敷のお雑煮。
こちらは、スルメ出汁なのである。
大根、凍み豆腐、こんにゃく、ごぼう、切りスルメが具材。青い菜っ葉は、セリではなく大根葉である。
ポイントのひとつは、仙台雑煮では一般的な具材である「にんじん」が使われないこと。
にんじんの赤みを敢えて避けているのでありますよ。齋理屋敷は、かつての豪商で、「赤字」を嫌って、赤いものを使わなかったんですって。こういう言葉のゲン担ぎのようなうんちくが飛び出てくるのがハレの日料理の特徴ですよね~。面白い。
奥さまには、他にも色々ご馳走になった。
宮城名物 ハラコ飯。くずかけ。レバーサラダ。
外国の方向けに日本文化を教えるような会をやってみたい、と言われている奥さま、是非一緒にやりましょー!
さすが家庭科の先生!お料理上手で、郷土料理堪能させていただきましたっ!
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