飛んで行った12月・1月を振り返る②西荻窪ハナレの雑煮会

西荻窪ハナレのお雑煮作って食べる会は、主宰の梶さんのおかげで何年続いているのか。
今は東京を離れて地方を転々としながら暮らしているけれど、この会だけはやらなきゃと日程を押さえるようにしてる。コロナ1年目の時以外はずっとやっているかも。
今年は、食材を全部粕谷が用意してやるようにして少しカオス感は緩和したけれど、
この会は、食材の買い出しから何から何まで参加者にやってもらう会だったので、当日は本当にカオスそのもの。
5~6種類の雑煮を作るのだが、参加者にとっては未知の雑煮を、まともなレシピもないままに目指す完成形がわからないまま(笑)、いっせいに皆で作って食べるのだ。もちろん、作る雑煮は私は知っているので、その場で「こんな感じ」とか味の確認とかはするのだけれど。

この乱暴な感じの流れが、料理教室でも食事会でもない独特な空気を作ってて、個人的にはうんと面白かったのだけど、今年はそこに更にモリモリと「めでたい」要素を詰め込んでみた。
このカオスな雑煮会に、「浪曲ショー」と「マグロの解体」を詰め込んだのだ!

昨年1月に北海道名寄のイベントでご一緒した浪曲の玉川太福さん・玉川鈴さんにお願いして、小さな会なのに浪曲を唸っていただくことにしたのである。
もう、最高でした!!

スタートは、まだお着物に着替える前の玉川太福さんに、ビンチョウマグロ一本を解体する素人解体ショーをやってもらった(笑)!ムチャブリに太福さん戸惑ってましたが(笑)。そりゃそーだわね、解体ショーするにしても先生役がいなくて、こんなデカいマグロを解体なんてやったことがないのに、突然「やれ」と言われるwww ごめんなさーい。

でも、太福さん、ホント上手に解体されました!

参加者も皆、大盛り上がり!
失敗も楽しいのが素人解体ショー。捌きたての美味しいビンチョウマグロの刺身を皆で食べたり、四つ割りのブロックまで解体したものを参加者皆で皮をとって刺身にまで切り分けたり、大層盛り上がりましたよ。

そして、その後は恒例の皆でお雑煮作る会。5種類の雑煮をそれぞれ担当が分かれて皆で作りました。

お雑煮を一通り作り終わって食べながら、いよいよ、玉川太福さん・鈴さんの浪曲!
演目は、正月らしく「男はつらいよ」。
こんなに近い場所で浪曲が聴ける機会なんてないですよ。
皆、楽しそうに聴いてました。

ホントに良い会でした。
那智勝浦の生ビンチョウマグロに惚れてしまい、それがきっかけで始まった企み事「ビンチョウマグロ一本を解体する!ってエンタメをもっと世の中に広げていきたい」。今年はそんな一年にしていきたい、と考えていた粕谷でもあり、まずは自分が関係するイベントでやってみたかったんですよね。実際にやってみたら、とにかく楽しかったからコレ間違いないわ・・・と実感。
昨年縁があって出会った玉川太福さんとも、また一緒にイベントが出来たのも嬉しかった。
だってね、私最近はYouTubeでよく聞いてるのですよ、浪曲。長時間クルマ運転するときなんかに。
クルマと妙に相性が良いのですよ、浪曲って。
縁がなくては、浪曲体験も出来ないだろうし、私が楽しませていただいているものだから初めての浪曲体験を雑煮会に来られた方にもしていただきたいわ、と思ったの。太福さんが何をやってくださるのか、当日初めて知ったのだけど、「男はつらいよ24作寅次郎春の夢」で、初めての方にも楽しんでいただけたはず!良かったわ~。本当にこんなに小さな会で唸っていただけるなんて、まさに夢のような時間でした。

なんかこれからも、雑煮だけじゃなく、コラボ会やってみたくなっちゃったわ。
そんな今年の西荻ハナレの雑煮会でした。

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